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2014年4月15日 (火)

基本は教えるけれど、上手は教えられない

東北を聴く――民謡の原点を訪ねて (岩波新書) より

 二代目高橋竹山も、地味な「三味線じょんから」の曲の中に、津軽三味線の真髄があると言う。だが、初代はその曲を「上手」に弾く方法を教えてはくれなかった。二代目竹山は次のように回想する。

 基本は教えるけれど、上手は教えられない、と先生はつねに言ってました。こうだからこうやればうまく聴こえる、というのは自分で気がつかないといけない。上手くなるのも下手になるのもお前の問題だ、と。

 だから、「三味線じょんから」の奏法を、二代目竹山は初代の舞台での本番を見て覚えた。本番をナマで見なければ、初代の変化自在な奏法はわからなかった。本番というのは、会場ごとに異なる空気とそこに集まる観客層を前にして、それらにどんなふうに向かっていくか、ということである。初代の演奏は絶えず完璧を求めて変化した。

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