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2013年4月 6日 (土)

米国音楽界はボサノヴァから……

……一方的な搾取をはじめた。(Willie Whopper 著『ボサノヴァの真実 その知られざるエピソード』より)

「ポルトガル語で書かれた原詞を無視し、適当な英語詞を付けては印税を自分たちで独占した。(中略)最も被害を受けたのはトム・ジョビンだろう。」

これは、ワタクシも存じでおりましたが、タイトルが英語に変わった弊害には無頓着でありました。

もっとも……[Chega de Saudade ⇒ No More Blues]や[Só Danço Samba ⇒ Jazz Samba]などは、ひどすぎる……と思っておりましたが。

恥ずかしながら、『ボサノヴァの真実 その知られざるエピソード』を読んで、初めて知ったのですが……(↓)

『Samba de Uma Nota Só』には二つの意味が込められている。「一つの音(Só)」という意味と、「音階(Do-Re-Mi)のソ(Sol)」という意味だ。

つまり、『サンバ・ヂ・  ウマ・ノタ・ソ』は「一つの音のサンバ」であり、「ソのサンバ」でもあるのだ。

英語のタイトル、『One Note Samba(ワン・ノート・サンバ)』では、後者の意味が消えてしまっている。

また、『Samba do Avião(サンバ・ド・アヴィオン)』は直訳すると『飛行機のサンバ』だが、英題は『Song of the Jet(ソング・オブ・ザ・ジェット)』となった。

「avião」には、スラングで、「粋な」「イカした」「流行の最先端」という意味があるそうだ。つまり、『Samba do Avião』には「粋なサンバ」「イカしたサンバ」という意味も込められていたのだ。

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