このアルバムを聴いてね-その3-
隠れた名盤・・・別に隠れているわけじゃないので・・・もっと評価されてしかるべきアルバム・・・と表現した方が適切ですが・・・とにもかくにも・・・ジョイスとトニーニョ・オルタのとてもとても素敵な共演盤です。
二人ともシンガー・ソングライターとしてはもちろんのこと、ギタリストとしても高い評価を受けています。トニーニョの凄腕ヴィオロニスタぶりは良く知られているかもしれませんが、ジョイスのヴィオロンも私は大好きなんです。
そんな二人が取り上げたのはトム・ジョビン作の12曲。ですから、このアルバムは"ボサノヴァ"にカテゴライズされるんでしょう。
ボサノヴァというと、一般的には"癒し"といった言葉で形容されているようですが(私はそうは思いませんが)、このアルバムは良い意味でのテンション感にあふれているのではないでしょうか。
ジョビン作品を触媒に、トニーニョ・オルタのギターとジョイスのヴォーカルが化学反応して誕生した極めて完成度の高いアルバムです。
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