『ルーラ・ガルヴァォン/ボッサ・オブ・マイ・ランド』
ルーラ・ガルヴァォンの初リーダー作『ボッサ・オブ・マイ・ランド』を聴きました。
感想は・・・期待していた分、少々がっかり・・・でございます。
こう書いてしまうと印象が悪いんですが、けっして酷いアルバムじゃないんですよ。
佳作といってよいかもしれませんね。ただ、最近のワタクシの好みじゃないというだけのことでございます。
さて、アルバムのポルトガル語のタイトルは『Bossa da minha terra』。
英語のタイトルと同じ意味ですね(当然といえば当然か)。
昨年のボサノヴァ50周年を記念して企画された作品のようであります。
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アルバムはメネスカルの『リオ』で始まる。軽快なナンバーだ。爽やかなそよ風のようだ。
ピアノ(フェルナンド・モラエス)とベース(セルジオ・バローゾ)、ドラムス(ラファエル・バラータ)を従えて、ガルヴァォンのジャージーなアドリブが冴え渡る。
2曲目(ジョアン・ドナート『ミーニャ・サウダーヂ』)は、このカルテットにフリューゲルホーン(クラウディオ・ロディッティ)とアルトサックス(アイドリース・ブートリウア)が加わる。これまた爽やかなジャズ・ボッサ・ナンバーだ。
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・・・てな感じで、ジョビンやカルロス・リラ等のナンバーを素材にして、ジャズってます。
そうなんです。このアルバムのテイストはジャズなんです。それも良質の。
カフェやバーのBGMにいかがでしょうか。これを流せば、一気に室内の湿度が下がること請け合いです。
・・・微妙な表現ですが、要するにそういう作品なんです。(←どんな作品なんや!?)
ホーザ・パッソスも1曲(ジョビン『リジア』)参加しています(もちろんボーカルね)。
懐かしい名前も見かけることができます。トロンボーンのラウル・ヂ・スーザです。フュージョン全盛期にはよく聴いていました。
ハーモニカのマウリシオ・アインホルンもいい味出してます。さすがです。
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