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2008年9月21日 (日)

鉄弦ヴィオロニスタ

 現代クラシック・ギター奏法の父、アンドレス・セゴビア(Andrés Segovia)の初来日は1929年のことだったそうです。

 彼のコンサートには当時のギター愛好家が多数つめかけ、一様に驚きの声をあげている。(中略)来日公演の反響の大きさは、演奏が素晴らしかったからなのはもちろんだが、他にも理由があった。それまで日本のクラシック系ギタリストのギターは、イタリアから輸入された金属弦のギターが標準とされていた。ところがセゴビアはガット弦を使っていた。彼がステージで巧みに調弦しながら弾くガット・ギターの柔らかくて微細な表情の演奏を聞いた人たちは、その響きに衝撃を受けたのだ。(中略)湿度の影響を受けにくいナイロン弦が、日本で普及しはじめたのは1950年代に入ってからのことで、それにもセゴビアが使いはじめたことの影響があった。(『ギターは日本の歌をどう変えたか―ギターのポピュラー音楽史 (平凡社新書)』)

 クラシックギターに金属弦を張っていた時代があったんですね。もちろん、ブレーシングなど構造は現代と異なるんでしょうけど・・・。イメージとしては、1960年代にヤマハが発売していたダイナミックギターのような感じでしょうか? どんなサウンドだったんでしょうね。気になります。

 鉄弦ヴィオロニスタといえば、ヂレルマンド・ヘイス(1916-1977)がいます。バッハやヴィラ=ロボス、ロドリーゴなどのクラシック曲を鉄弦ヴィオロンで弾いているCDを持っていますが、何ともいえないユニークなサウンドです。

 Dilermando ReisのオススメCDです(↓)。左のアルバムには、オリジナル20曲とタレガの作品が1曲収録されています。右の方はピシンギーニャ作品集。「カリニョーゾ」「ラメントス」「ナケーリ・テンポ」など、お馴染みのナンバーが12曲収められています。

  

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