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2008年9月 2日 (火)

ジョアン・ジルベルトのヴィオロン

 ボサノヴァを代表するアーティストといえば、やはりジョアン・ジルベルトでありましょう。「ジョビンは?」という人もいるでしょう。トム・ジョビンの音楽性はボサノヴァの範疇に収めるにはあまりにも大きすぎるのです。ジョアンの唄とヴィオロン(ギター)のスタイルがボサノヴァという音楽の規範であるといっても過言ではないかもしれません。

 今年はボサノヴァ生誕50周年。ジョビンの名曲「想いあふれて」をジョアンがギター伴奏し、エリゼッチ・カルドーゾが歌ったレコードCancao Do Amor Demais発売の1958年をボサノヴァ元年としているからです(有名なエピソードですね)。「想いあふれて」は私も大好きな名曲ですが、メロディーやコード進行にボサノヴァの雰囲気はあまり感じられません。このレコードでジョアンがきざむギターのリズム(バチーダ)が斬新で注目を浴びたということなんですね。バスルームに閉じこもって、ヴィオロンのバチーダを完成させたというエピソードはよく知られています。

 そんなわけで、ジョアンはボサノヴァのバチーダの創始者ということになっていますが、実際のところはどうなんでしょうか?

 ガロートルイス・ボンファローリンド・アルメイダなどがすでに同じようなサウンドを奏でていたという説もあります。中でも、ガロートの存在は大きかったのではないでしょうか? わずかに残された彼の演奏には、ボサノヴァの香りが色濃く漂っているものがあります。

 ガロートは残念ながら、ボサノヴァ・ムーブメントが起きる前の1955年に亡くなっていますが、彼を「ボサノヴァの草分け」という人も少なくないようです。

<参考文献>

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