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2008年9月13日 (土)

カーニバルの朝(Manhã de Carnaval)

 いまさら私ごときが説明するまでもありませんが、誰もが知っている名曲であります。ただし、そのタイトルが日本では「黒いオルフェ」と表記される場合が少なくないので、正確に「カーニバルの朝」としてほしいのですが・・・。

 一応、説明しておきます。映画「黒いオルフェ」(監督 マルセル・カミュ/1959年公開)のサウンドトラックで、この曲が使用されたわけでありまして、曲の題名はあくまでもManhã de Carnaval(カーニバルの朝)ですよね。それから、どうでもいいことですが・・・。この曲が「ボサノヴァを代表する1曲・・・」といった解説を目にすることがありますが、この曲のどこがボサノヴァなんでしょうか?(ジャンル分けに意味なんてありませんが)

 さて、ジャズ系からクラシック系まで、様々なスタイルで耳にすることの多いこの曲ですが、ソロギターでの演奏となると、それほど多くないような気もします。いかがでしょうか? 本家本元、作曲者のルイス・ボンファ(Luiz Bonfã)のギター独奏を聴いたのは2006年にリリースされたアルバム「Solo in Rio 1959」が初めてでした。切れの良いリズムと、ドスンと腹に響くような錯覚さえ覚える太い音色。そして、これ見よがしにひけらかすことが決してないけれども、ものすごいテクニック。ブラジリアン・ギターがお好きな方にぜひ聞いていただきたいアルバムです。

 クラシック系奏者の演奏では、グレアム・アンソニー・デヴァイン(Graham Anthony Devine)のアルバム「Manhã de Carnaval」がいいですね。アルバムの副題が「Guitar Music from Brazil」というだけあって、ペルナンブーコからジョビン、ペレイラなどオール・ブラジリアン・プログラム。ヴィオロニスタの私にとっては狂喜乱舞の作品でありました。

 それから、パウリーニョ・ノゲイラ(Paulinho Nogueira)の演奏も大好きです。耳コピしました(60%程度ですが)。アルバム「Reflections」に収録されています。

 ライブではヤマンドゥ(Yamandu)の演奏に心揺さぶられました(トーキョー・セッション)。

 楽譜はいろんなサイトに載っています(http://dirk.meineke.free.fr/latin.htmlなど)。面白いアレンジのものはまだ発見できていませんが・・・。いや、忘れていました。バーデン・パウエルのサイトです(http://www.brazil-on-guitar.de/tabs.html)。

 楽譜は日本の出版社からも数多く出ていると思いますが、佐藤正美さんの「ボサノヴァギターのしらべ CD付」(リットーミュージック)がわかりやすいと思います。

 ところで、ルイス・ボンファほどの演奏家(作曲家)でも、「カーニバルの朝」以外の作品となると、あまり耳にする機会がないですね(「オルフェのサンバ(Samba de Orfeu)」「ジェントル・レイン(Gentle Rain)」は、昔よく耳にしましたが)。「リオの散歩道」という邦題が定着している曲(原題“Passeio No Rio”)をクラシック系のギタリストがカルロス・バルボサ・リマ編曲の楽譜で弾いている程度じゃないでしょうか。ちなみに、この楽譜は米国GSP社から出版されています。

 

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