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2003年9月28日 (日)

開放弦を制する者は…

 かつて主にフルアコを弾いていた私にとって、クラシックギターをプレイすることは新たな挑戦だった。奏法に大きな違いがあるからだ。フルアコはフラットピックを使って弾くことが多いのに対し、クラシックギターは主に指先で弾く。クラシックギターに専念して2年ほど経つが、いまだに単音弾きの速いパッセージでは、右手が思い通りに動かないので、もどかしい。フラットピックを使った方が圧倒的に速く弾けるからだ。特にジャズ的なアドリブではホントにつらい。フレーズは頭に浮かぶが、技術がついてこないのだ。そんな状況を解消しようと、クラシックギターのレッスンを受けることにしたのが、去年8月だった。

 さて、ここからが本題。開放弦の話だ。ギター曲ではキーがEやA、D(の長調、短調)など、低音弦の開放弦が多用される場合が多い。左手が弦を押さえない開放弦は、音を出すのが最もたやすい。だが、コントロールするのはむずかしい。開放弦の音は減衰しにくいので、コードが変わったらミュートする必要がある。響きがにごるからだ。この場合、親指(あるいは掌の下部など)をふれて消音する。

 また、左手のポジション(親指の位置)を変えるときは、開放弦が鳴っている間に移動するとスムーズだ。例えば、ハイポジションでメロディーを弾いているときに、開放弦を使うと瞬時にローポジションに移動できる。アドリブのときもこの方法を使うと、むずかしいフレーズがいとも簡単に弾けるようになることもある。

 “開放弦を制する者はヴィオロンを制する”のかもしれない。

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